林 泉忠{リン センチュウ、LIM Chuan Tiong (John)}
略歴
学 歴 | ||||||||
1978年9月 | Hong Kong Delia Memorial Secondary Evening School | 入学 | ||||||
1984年9月 | 高等学校 | 卒業 | ||||||
1984年9月 | 入学 | |||||||
1988年7月 | Hong Kong First Art and Design Institute, Graphic Design 専攻 | 卒業 | ||||||
1989年4月 | 入学 | |||||||
1990年3月 | 東京文際外語専門学院 日本語専攻 | 卒業 | ||||||
1990年4月 | 入学 | |||||||
1994年7月 | 桜美林大学大学 国際学部 国際学専攻 | 卒業 | ||||||
1994年4月 | 入学 | |||||||
1996年3月 | 東京大学 法学政治学研究科 修士課程 国際政治専攻 | 修了 | ||||||
1996年4月 | 入学 | |||||||
2012年3月 | 東京大学 法学政治学研究科 博士課程 国際政治専攻 | 修了 | ||||||
博士学位 | 取得学位名(課程) 博士(法学) | 受領大学 東京大学 | 受領年月日 2002年3月15日 | |||||
職 歴 | |||
1996年9月 | 1999年 7 月 | 日本学術振興会・特別研究員 | 常勤 |
1997年 9月 | 1999年 8月 | Research Associate, Fairbank Center for East Asian Studies, Harvard University | 非常勤 |
2003年 4月 | 2004年 3月 | 東京大学東洋文化研究所非常勤講師 | 非常勤 |
2002年 4月 | 2012年 3月 | 琉球大学法文学部准教授 | 常勤 |
2008年 4月 | 2010年 3月 | Fulbright Scholar, Fairbank Center for Chinese Studies, Harvard University | 非常勤 |
2012年 4月 | 2018年 7月 | 台湾中央研究院近代史研究所副研究員 | 常勤 |
2018年 10 月 | 2023年10月 | 中国武漢大学国際問題研究所教授、 日本研究センター長 | 常勤 |
2024年 3 月 | 東京大学東洋文化研究所特任研究員 | 常勤 |
専門と業績
【専門】
東アジア国際関係、中国政治と外交、日中台関係、台湾政治と社会、香港政治と社会、沖縄をめぐる国際関係、東シナ海問題、ナショナリズム、アイデンティティ研究
【業績】
著書
1. (単著)『「辺境東アジア」のアイデンティティ・ポリティクス:沖縄・台湾・香港』東京:明石書店、2005年。
2. (単著)『誰是中國人?:透視臺灣人與香港人的身份認同』台北:時報出版社、2017年。
3. (単著)『當「崛起中國」遇上「太陽傘」:透視兩岸三地新關係』香港:明報出版社、2019年。
4. (編著)『中日國力消長與東亞秩序的重構』(担当:(1)「導讀 近現代中日兩次國力消長的啟示意義」、(2)「中國崛起下安倍時代新安保體制的構築」)台北:五南出版、2022年。
5. (編著)『21世紀視野下的琉球研究』(担当:(1)「導讀」、(2)「琉球社會『脫中入日』下的身份認同」)台北:台灣海峽學術出版社、2017年。
6. (共著)中溝和弥・佐橋亮編『藤原帰一先生退官記念・現代世界を読み解く基礎概念』(仮題)(担当:第2章 ナショナリズム)東京:東京大学出版会、2023年(予定)。
7. (共著)友利廣編著『沖縄平和への道標』(担当:「周辺アジアから見た沖縄人アイデンティティ」)東京:芦書房、77-96頁、2020年。
8. (共著)『沖縄から問う東アジア共同体~「軍事のかなめ」から「平和のかなめ」へ』(担当:「沖縄アイデンティティの形成と変遷」)東京:花伝社、43-63頁、2019年。
9. (共著)松島泰勝編『島嶼経済とコモンズ』(担当:「近現代における沖縄の自治運動」)東京:晃洋書房,頁71-94、2015年3月。
10. (共著)蔡明彥編著『大國政治與強制外交』(担当:「日本解禁集體自衛權與東亞秩序重整」)國立中興大學全球和平與戰略研究中心叢書、鼎茂圖書、頁77-103、2016年。
11. (共著)江柏煒編著『福建省金馬歷史回顧與展望學術研討會論文集』(担当:「『邊陲』地區弔詭的『國家』圖像:『現代』雙重體系夾擊下的金門與沖繩」)中華民国福建省政府、33-42頁、2011年10月。
12. (共著)駒井洋監修『グローバル・ディアスポラ 第1巻:東アジア』(担当:「『台僑』と『港僑』の創出:台湾・香港ディアスポラの特徴とアイデンティティ」)東京:明石書店、52-95頁、2011年10月。
13. (共著)石原昌英・山城新・山里勝己編『コンタクトゾーンとしての島嶼における文化現象:沖縄と東アジア・太平洋島嶼地域』(担当:「調査からみた沖縄若者のアイデンティティ」)東京:彩流社、2010年。
14. (共著)竹中千春・高橋伸夫・山本信人編著『現代アジア研究 第2巻:市民社会』(「台湾におけるアイデンティティ政治の特徴:創造・想像・記憶が交錯する『近代性』」)アジア政経学会監修、慶應義塾大学出版会、287-316頁、2008年。
15. (共著)琉球大学編『やわらかい南の学と思想:琉球大学の知への誘い』(担当:「沖縄アイデンティティの読み方:県民の帰属意識の調査から」)那霸:沖縄タイムス出版社、106-123頁、2008年4月。
16. (共著)夏誠華編著《新世紀移民的變遷》(担当:「『香港共同體』創建的明與暗:從『多元移民文化』的摸索到『新港粵文化霸權』的建立」)新竹:玄奘大學海外華人研究中心、401-430頁、2006年4月。
17. (共著)中華民國海外華人研究學會編『時代變局與海外華人的族國認同』(担当:「『九七回歸』與香港華人的認同問題」)台北:中華民國海外華人研究學會、91-108頁、2005年3月。
修士論文・博士論文
【修士論文】
『蒋経国の「本土化政策」(1972~1988)』東京大学法学政治学研究科修士論文、1996年。
【博士論文】
『「辺境東アジア」における民族と国家:帰属変更と住民アイデンティティをめぐる沖縄・台湾・香港の比較研究』東京大学法学政治学研究科博士論文、2002年。
論文(学術誌)
1. 「台海危機与美国介入的歴史分析」『二十一世紀』香港中文大学、総第198期、2023年8月、27-37頁。(査読付)
2. 「論『中日國力逆轉症候群』」『二十一世紀』香港中文大学、総第192期、2022年8月号、37-46頁。(査読付)
3. 「二十一世紀台灣國家認同啓示錄」『二十一世紀』、香港中文大学、総第177期、2020年2月号、18-29頁。(査読付)
4.John Chuan-tiong Lim,Fall 2018, “External Reconciliation and Inner Reconciliation: The War Memory and View of History on “Japan” in Post-war Taiwan Society” in Japan Review,Vol. 2, No.2. (査読付)
5.「『中国の台頭』と台湾『天然独』パワー:香港『本土派』との比較を兼ねて」『アジア研究センター年報2017-2018』神奈川大学アジア研究センター、2018年3月、87-98頁。
6.「開羅会議中的琉球問題: 従『琉球條款』到『中美共管』之政策過程」『亜太研究論壇』(台湾中央研究院人文社會科学研究中心亜太區域研究專題中心)第64期,2017年6月、1-38頁。(査読付)
7.「台湾社会における『平和論』の特徴と中台関係」『SGRAレポート』78号、2017年3月、45-51頁。
8.「『中国台頭症候群』:香港・台湾から見た『チャイニーズ・システム』の課題」『アジア研究』(アジア政経学会)第63卷第1期、2017年1月、48-67頁。(査読付)
9.「『另類唐人街』:『閩人三十六姓』与琉球久米村」『海外華人研究 Translocal Chinese_East Asian Perspectives』(中華民国海外華人研究学会)第10.2期、2016 年10 月、316-339頁。(査読付)
10.「総統選と『天然独』パワー~台湾社会と中台関係の方向を握る鍵~」『東亜』2016年3月号、22-31頁。(査読付)
11.「香港国籍与護照的多重性:兼論港人身分認同的流動性」『台湾国際法季刊』(台湾国際法学会)第12卷第四期、2015年12月、109-133頁。(査読付)
12.「三起三落的民族主義:琉球独立運動史之特徴」『台湾東北亜研究季刊』(台湾東北亜研究学会)2015年秋季号、1-38頁。(査読付)
13.「釣魚台列嶼爭議一百二十年史」『明報月刊』2015年3月号、香港:明報月刊出版社、頁15-26。
14.「香港普選爭議與『雨傘運動』」『中共年報2015』台北:中共研究雜誌、2015年4月、頁105-121。
15.「『同盟』を超える領土紛争の対応と連携:『尖閣諸島』における日米・中台の『協力』関係」『SGRAレポート:東アジア軍事同盟の課題と展望』第64号、2012年11月、49-56頁。
16.「台湾・香港と東アジア共同体:台湾・香港抜きの『東アジア共同体』は成立するか?~ 脱『中心』主義で安定した共同体を~」『SGRAレポート:東アジア共同体の現状と展望』61号、2012年6月、37-44頁。
17.「哈日、親日、戀日:『辺陲東亞』的『日本情結』」『思想』13、聯経出版、2010年1月、139-159頁。(査読付)
18.「沖縄住民のアイデンティティ調査(2005~2007)」『政策科学・国際関係論集』第9号、2009年3月、105-147頁。
19.「『返還』の身分政治学:香港旅券の多様化」『民博通信』124号特集「国籍とパスポートの人類学」2009年3月、8-9頁。
20.「『祖国』的弔詭──『現代衝撃』下沖縄身分的『脱中入日』現象」『中国大陸研究』第50卷第1期,2007年3月、47-67頁。(査読付)
21.「『豹変』を繰り返した沖縄アイデンティティ」第17号、2005年、頁30-39。
22.「『一国』VS『二制度』の力学:『終審権論争』から観た『香港人』帰属意識のイデオロギー基盤」『琉大アジア研究』琉球大学アジア研究施設、2005年3月、1-29頁。
23.「『辺境東アジア』:新たな地域概念の構築」『国際政治』第135号、日本国際政治学会、2004年、133-152頁。(査読付)
24.「沖縄アイデンティティの十字路:「祖国復帰」と「反復帰」のイデオロギー的特徴を中心に」『政策科学・国際関係論集』第6号、2004年、35-66頁。
25.「戦後台湾における二つの文化の構築:「新中国文化」から「新台湾文化」への転轍の政治的文脈」『日本台湾学会年報』第6号、2004年、46-65頁。(査読付)
26.「琉球復国運動の性格:琉球復国請願書を中心に」『沖縄法政学会会報』第15号、2003年、24-32頁。
27. 『琉球復国運動』再考:時期区分と歴史的位置付けを中心に」『政策科学・国際関係論集』第6号、琉球大学法文学部、2003年、59-115頁。
28.「北京五輪と『中国人』アイデンティティ:グローバル化と土着化の視点から」『SGRAレポート』第9号、2002年2月、11-27頁。
29. John Chuan-Tiong Lim, “Democracy in Taiwan: KMT Transforms Itself” in Harvard China Review, Vol. 2, Spring/Summer 2000, Nov 1, pp.76-77. (査読付)
30.「『香港人』とは何か:戦後における『香港共同体』の成立から見た新生アイデンティティの性格」『現代中国』第74号、2000年9月、98‐116頁。(査読付)
31.「戦後初期沖縄諸政党の独立論:失敗した民族主体性回復の試み」『沖縄関係学研究論集』第4 号、1998年8月、63-76頁。
32.「台湾政治における蒋経国の「『本土化』政策」試論(1972-1991)」『アジア研究』(アジア政経学会)44巻第3号、1998年8月、65-95頁。(査読付)
33.「エスニシティと政治體制」『專修コース研究年報・1995年』東京大学法学政治学研究科、1995年、310-319頁。